「口呼吸」とは、口元の締まりがゆるく口での呼吸が続いている方を言います。
今、日本人の半数、小学生以下になると8割近くが「口呼吸」と言われています。
口腔筋の訓練(筋機能効果)をします。
これにより歯と顎の位置の改善を行います。
間違った舌位置や口呼吸、異常な飲み込みや舌の突出しのような筋機能癖を放っておくと、正しい顔の発育、正しい顎の発育、正常な歯列の発達の妨げになってしまいます。
T4Kは永久歯に萌え変わる交換期(おおよそ6歳~12歳)の子供の成長段階(混合歯列期)に装着し、正しい発育を促す最も効果的な有効な装置で装着することで歯並びがよくなります。
基本的にお家にいる時に使用します。(お昼間、学校に行っている時は使用しません)学校から帰ってから就寝までの間、1時間以上を目安とし、T4Kを装着して筋機能訓練を行います。そして朝まで入れた状態で就寝します。
※就寝中は入れているだけになります。
俗に乱ぐい歯といわれ、専門的には叢生(そうせい)といいます。
前歯の並びが互い違いになるので噛み合せも悪く、歯磨きもしにくいため、虫歯や歯周病の原因になりやすい歯並びです。原因は顎の側方への成長が少ないので、顎の巾が狭く並びきれない状態な訳です。
発育期にT4Kを装着することで多くの場合改善できています。
成人の無呼吸状態、歯ぎしり、くりしばりなどの状態を見ていますと、噛み合わせが深い方に(噛んだ時上の前歯が下の前歯を隠してしまう噛み合せ)多く関わっていると感じます。究極の装置といわれる総入れ歯を作るときも、噛み合せを深くすると入れ歯ががたついてしまいます。では、そうならないために、どう咬み合わせを育てていったらよいかと考えますと、成長期に装着するT4Kの意味に強い思い入れがあります。
反対咬合とまではいかないのですが、叢生(そうせい)により歯の並びがデコボコしていて、一部反対になっているケースがあります。上の歯と下の歯がクロスして咬み合わせができてしまいますと、その位置で顎はロックしてしまう噛み合わせになります。顎の働きが制限され、顎関節症になりやすい状況になります。簡単な反対咬合はT4Kで治せるケースがあります。
乳歯から永久歯への交換期を迎える頃には歯と歯の間に隙が出来ていないといけません。これは成長空隙といわれる成長に伴い出てくる正常な現象です。顎の発育が悪いとこの空隙が出ないまま、永久歯が萌出してきます。当然永久歯が萌えるスペースが足りないため、ゆがんで萌えてきたり位置を変えて萌えてきたりして、永久歯と乳歯が同じ場所に重なりあっているということもおこります。正しく成長して出来た空隙はすきっ歯ではありません。
噛み合せから病態をみていますと、むし歯や歯周病になった歯も噛み合せの問題から発生したと思われるケースに遭遇することがあります。又、噛み合せの不調和からは顎の関節部分に左右差が起こり、顎の動きが悪くなり噛むと痛みが出現し、顎を動かすと雑音が発生します。ふなはし歯科では常に噛み合わせをみて診断し、治療方針を立てています。
最近、学校健診で小学生・中学生・高校生をみていますと既に小さな頃から顎の痛みや動きの異常が認められる子供が増えてきているように思います。
現代の子供達の顎の発育が衰えて来ているのをひしひし感じています。既に無呼吸症候を持っている子や顎関節症の症状の子もいます。
大人顔負けの病気が既に子供の頃から起きています。
また歯科医院でいろいろな症状の患者さんをみていますと一見きれいにみえる歯並びの方や、全くむし歯にもなっていない方が、突然顎が痛くなることがあります。又歯科的な治療の経験がなくても顎関節症が起きる可能性があります。
なぜこういうことが起きるのでしょうか、言われているのがよく噛んでいないということ。また生活様式がかわり日本的な文化が変化してきたために生活環境から機能を獲得するのが難しくなったとも言われています。食生活も昔と現代では食卓に並ぶ食品が変わってきているのも一因とも言われています。
ここで言いたいのは、歯並びがいいのと噛み合わせがよいというのは別なことだということです。上の顎の歯並びが綺麗で下の顎の歯並びが綺麗それを上と下をあわせてもうまく噛んでいないという事があるからです。
勿論、歯並びもよくて噛み合わせがよいのが一番です。逆に歯並びが悪くても、噛み合わせに問題がない場合もたくさんあります。又、過去に受けた不適切な治療物によるものであることが多い原因の一つです。こういう大人の噛み合せの問題を治療しているときに思うのが、成長過程の時期にで噛み合せもよくなっていく育ち方をしたら事前に妨げたのではないかという思いに至ります。
プルダウンして考えると20 歳の時、15歳の時、10歳の時、6歳の時という具合に考えていくとその時点で、どうしていくのがいいのかという対策を立てて皆さんにアピールするのが本来であると思います。
さて、その考えに立って今行っている治療方法として有効なのはinfantやT4K、反対咬合治療にはムーシルドなど、所謂スプリント療法です。
現代っ子は舌の位置が低く飲み込みが悪いと言われてます。
成長発育期に筋の機能訓練をしながら舌位置の改善や舌、頬、唇の筋をトレーニングすることによりその筋圧で動いていくというゆっくりと育っていきますので、大きな負担もなく、家庭でのみ行うので多くの人に知られずによくなっていくというメリットがあります。又、矯正治療とは比べられないほど安価で効果を感じることができます。
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ふなはし歯科は噛み合せをみる歯科医院です。